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2005/04/06 ■ 二三弦ライブ@銀座TACT 昨日、4月5日の夜は、 ウエキ弦太さんの出演されたライブを見に行ってきました。 春の特別感謝演奏会【桜の花に誘われて…二三弦〜さくらイブ】 他の出演者は、村山二朗(篠笛)、田ノ岡三郎(アコーディオン)。 和楽器がいるからか、 童謡や民謡や、わりと耳なじみのあるメロディを かなりアレンジした演目が多かったように思います。 印象的でしたのは、 1曲目の「さくらさくら」。 イントロがかなりかっこよくて、 弦太さんの弾くスチール弦のギターの音にわくわくしながら 一体何が始まるのかと思っておりましたら、 篠笛が 「さーくーらー」 と歌い始めてびっくりでした。 そして、特筆すべきは「浜辺の歌」。 言葉で言い表すならば、 「ジェット機が浜辺から飛び立ったものの、 姿は雲に隠れて見えず、気配だけがします。 でも、時々雲間からきらーんと光る機体が!」 みたいな感じ。 全体的にはボサノバ風の楽しい感じで、 ゆらゆら揺れながら聴いておりましたら、 突然現れる「宇宙飛行士」のメロディ。 えー! 混ざってる混ざってる!(笑) と思ったら、 今度は「ジェット機のサンバ」の助走部分が! あははは! 飛び立った! と思ったら、 また「浜辺の歌」が現れたりして。 おおー楽しい。 と思って油断しておりましたら また「ジェット機」が! これ、かなり楽しかったです。 やっぱり今日も爆笑。 すみません、おかしいんじゃないんです、 楽しすぎるんです。 二朗さんのオリジナル曲「サヤカ」も かなりかっちょよかったです。 “サヤカ”は朝鮮出兵のどさくさに紛れて(?) 秀吉を倒そうとした武将の名前だそうです。 本名ではないそうですが。 アルケミストのピアニスト・井尻慶太さんが お客さんで見えていたのですが、 かなり妄想をふくらませていらっしゃいました。 「“サヤカ”の奥さんはきっとよくできた人で・・・」 とか(笑)。 曲を聴いて、あそこまでイメージをふくらませられるのは、 さすが、アーティストだな、と。 ところで、この日の編成、かなり珍しい組み合わせだったので、 いったいどんな響きになるのだろう、と かなり興味津々だったのですが、 意外になじんでいてすてきでした。 ギターはわりとどんな楽器の音にもなじむと思うのですが、 アコーディオンと篠笛ってどうなんだろう、と。 ところが、ライブ中に思ったのですが、 アコーディオンの高い音って 和楽器の「笙」という笛にそっくりですね。 そーか、それでなじむのかしら。 で、ちょっと調べましたら、 アコーディオンと笙の構造はよく似ているらしいことがわかりました。 金属製のリードをふるわせて音を出すところとかが。 そうかー、それで音も似てるのね。 “和洋折衷”な感じのアコーディオンが “和”な篠笛と混ざり合って、 それをギターが支える感じで すてきでした。 かなりおもしろいライブだったと思います。 |