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2006/01/17 ■ 合奏コンクール雑感


ムジカ マンドリーノ 合奏コンクール、
出場してきました。


朝から晩まで分刻みのスケジュールに追われながらで、
忙しかったですが、
ステージではとても充実した時間を過ごせました。


今までで一番よく弾けたし、集中できました。



さて、


コンクールの評価方式は、
観客の多数決投票を審査員ひとり分と考えて、ほかに、審査員が2人。
それぞれ1〜5位まで出して、
合計順位が少ない団体が勝ち。


審査員のふたりは、
審査員A:クラシックで活躍されている指揮者の方と、
審査員B:マンドリンの団体向けの曲も多く作曲している作曲家の方。



私たちの団体は、


観客票:5位
審査員A:1位
審査員B:5位


という何とも複雑な評価をいただきました(笑)。


合計は11点で、
予選通過でこの日出演した5団体のうち4位なので
結果はふるわなかったことになりますが、
審査員Aのつけてくださった「1位」と
総評でのコメントがとても嬉しくて、
「順位なんてどうでもいい、とにかく私たちはやってやったんだ」という
気持ちになりました。


演奏の質も認めてくださった上に、
私たちの姿勢や活動も買ってくださっての1位のようでした。
私たちの演奏から、
マンドリンの魅力や可能性も感じてくださったのだな、と思って
嬉しかった。




個人的に、


このコンクールでの勝敗を分けたのは、
選曲だと思います。
あろうことか。
・・・いえ、そんなものですか?

ほかの団体が、クラシックの有名な曲をマンドリンで出来るように編曲したものや、
邦人作曲のマンドリンオリジナルの曲を選曲していて、
比較的耳なじみのいい、観客受けのよさそうな曲だったのに対して、
私たちの団体はかなりの現代曲。


なので、観客票が集まらないことは容易に予想できましたが、
審査員Bまで5位とはなあ。
技術や表現力が、ほかの団体に比べてそんなに劣っているとは思わなかったので、
結局、「わかってもらえなかった」と思いました。


そして、
観客投票ていうのは面白いと思ったけれど、
結果的に、コンクールとしては失敗だったのではないかと思いました。
お祭りとして考えれば、それは「楽しい催しもの」で済むのだけど、
演奏を評価されるとなると、評価された方はたまったものじゃない。


身内票も多かったろうな。


ああ。




長々と書きましたが、

結局は、
とても勉強になりました。


とても。



これからも、やってやるぞ!



・・・まずは
楽器の弦を張り替えるところから・・・。





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