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2006/02/12 ■ 演奏会終了。 演奏会終了。 聴きに来てくださった皆さまありがとうございました。 団員の皆さま(ここ、見てるのかな?)お疲れさまでした。 「落ちても戻れますように」という目標(低い)は、 達成できました。 わりとすぐ戻ったよ! さて、今回委嘱初演がありました。 いわゆる無調の現代曲です。 最近、私の所属するアンサンブルでは わりと縁があってよくそういう曲を演奏します。 今回は、マンドリンをさわったことも無かった作曲家の方にお願いして、 楽器もお貸しして(笑)、 曲を作っていただきました。 で、できあがってきたのが、もう超現代曲でしかも、超難曲。 小節線が無かったり、拍が無かったり、 ボトルネックを使ったり、 今までに経験したことのない「わけわからなさ」でした。 指揮者の先生も「難し過ぎる!」と作曲家の先生に半笑いで抗議するほど。 打ち上げでは、 「難しい上に、譜面遅いし」 「あと1週間早ければなあ」 と、指揮者の先生が作曲家の先生を責め立て、 作曲家の先生はあたまを抱えて聞こえないふり、みたいな やりとりがありました(笑)。 打ち上げで、 どうしても気になったことを作曲家の先生と指揮者の先生に質問しました。 「この曲は、そして、指揮者の先生の指揮は、 私たちがもっと弾けるようになったら、どう変わっていくのでしょうか?」 よく考えてみれば、 曲の性質上、 「そんなのやってみなくちゃわからない」的な部分は大きいのですが、 先生方は丁寧に答えてくださいました。 そして最後に、こんなことをおっしゃいました。 「この曲には聴かせるメロディが無いから、音色(おんしょく)だけなんです。 ひとりひとりがもっとイメージを持って演奏できるといい」 「そうか!」 と思いました。 そういう意図も持ってああいう曲ができるのだなあ、と。 その流れで、 私たちのアンサンブルのコンミスで、 私がいつも「あのひとうまいなあ、音きれいだなあ」と 憧れのまなざしで見つめているお姉さんが 「こういうイメージで弾いて欲しい、と言われると 『ああそうか!ぴったりのイメージだ!』と思うのだけど、 なかなか自分からはそのイメージが出てこない」 と話していて、 あのひとでもそうなのか!とびっくりしました。 私も常日頃悩んでいるポイントです。 そして、そこが今後の目標です。 |