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2005/08/12 ■ GENTA Powelる!? GENTA Powelる!? @ 神田イゾルデ 色々とすてきなライブの思い出のある神田イゾルデにて、 ギタリスト・ウエキ弦太さんのライブがありました。 メンバーはほかに、 新岡 誠(w.b.)、八木のぶお(harm.)、小松誠司(perc.) 今回は、通常のGENTA LIVEとはひと味違って、 弦太さんが愛するブラジリアン・ギターの神髄、 Baden Powellをテーマ(?)に取り上げた ちょっと特別なライブ。 今までも、「ジェット機のサンバ」や「イパネマの娘」「ビリンバウ」などは ライブで取り上げていらっしゃいましたが、 そのほかの曲はバーデンのCDでは聴いたことがあるものの、 弦太さんが演奏したら、一体どんなことになるんだろう、 と興味津々でおりました。 1曲目、「Garota De Ipanema」(イパネマの娘)から うわああ!となりました。 パーカッションが入るとより勢いが増します。 とても気持ちをあおられました。 小松さんのパーカッションのセットは、 バスドラがあったり、スネアがあったりと、 わりとドラムみたいな組み合わせで、余計です。 今回は、1曲1曲、曲名やその曲に対する思い入れなどを 弦太さんがお話ししながら進められました。 印象的だったのが 「いつかこういう土臭いのができるといいな、と思って」 とおっしゃっていた 「Consolacao」 大好きなパーカッショニスト・竹本一匹さんも以前に 「自分にはないリズムを練習する時は・・・」と どこかに書いていらしたことがあるのを思い出しました。 なんだかもう、何でもできてしまうんじゃないかと思えるひとたちでも、 自分にはないリズムとか自分にはないフレーズやってあるんだな、と思って 妙に感心しました。 そして、個人的にとても楽しみにしていたのが、 「O Astronauta」(宇宙飛行士) 曲紹介でまず弦太さんは 「次の曲は『野口さん』という曲なんですが・・・わかりますか?」 と会場に問いかけます。 ん、わかんない。 なんだそれ。 と思っていたら「宇宙飛行士」のことでした。 楽しみにしていただけに、わからなかった自分が悔しかったです(笑)。 この曲のあたまのゆったりした部分は、 普段、弦太さんが「ジェット機のサンバ」を演奏する時に、 前奏的に使っていらっしゃいます。 弦太さんがおっしゃるには、 「『ジェット』と『宇宙飛行士』の曲調は似ている。 バーデンの“空へ飛び立つイメージ”が現れているのでは」 とのことでした。 なるほど。 私、バーデンのCDでこの曲を聴いて、 後半の速い部分もすてきだけど弦太さんは弾かないんだな、と思っていたのですが、 そのうち、「浜辺の歌」に「ジェット」と「宇宙飛行士」の後半部分が 混ざっているアレンジが聴かれたりしたので、 なんだ後半部分も弾くんじゃないか、と思って、 「全体的に弾いてください」 とお願いしたことがありました。 その時は 「そういう計画もあるので楽しみにしていてください。ふっふっふ」 というお返事をいただいたのですが、 そのうちこのライブのことが発表になったので、 “そういう計画”がこのライブなんだろうな、と予想しておりました。 バーデンもこの曲はとても色々に弾いていて、 ゆったりしたのから速いのから、短いのから長いのから、 色々な音源があると思うので、 弦太さんがどれを参考にしてくるか、にも興味があったのですが、 前半のゆったりした部分がわりと短めの、 勢い重視の演奏でした。 前半はもうちょっと聴きたかったな、と思いましたが、 後半は予想通り、かっこよかったあああ。 あああ。 ん、何だか長くなってきたので、 2部のことはまた後で。 |