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2005/09/22 ■ 変則チューニング


ウエキ弦太さんが夏になると演奏する
弦太アレンジの「夏の思い出」。

普通のギターのチューニングとはちょっと変えて
演奏していらっしゃるのだそうです。


変則チューニング、
私が習っているマンドリンという楽器でもやることがあります。

マンドリンは復弦といって、
ぱっと見、弦が4本あるように見えますが、実は8本で、
2本ずつ同じ音に調弦します。

弦太さんがCLAVE Y GALAPAGOの時に弾いている
トレスギターというキューバのギターも復弦ですが、
オクターブで合わせる弦もあるみたいなので、
ちょっと違いますね。


で、マンドリンの変則チューニングはというと、
上弦はそのままで、下弦だけ3度変えたり5度変えたり、
はたまた、
下弦はそのままで、上弦だけ3度変えたり5度変えたり。

フツーに1本(1コース)押さえて弾いただけで、
和音になるのです!
なんて素晴らしい。

マンドリンは、3度の和音を押さえるのがなかなか難しいので、
このチューニングが教本に出てきた時は感動しました。




で、この変則チューニング。


チューニングがいつもと違うこと以外に、
何か独特の響きが加わるように思います。
弦の張りがいつもと変わるので、
当たり前なのかもしれませんが。


弦太アレンジ「夏の思い出」のあの独特の響きにも、
アレンジやコード以外に、
変則チューニングの響きも含まれているのではないか、と
先日の演奏を聴きながら、
ぼうっと考えました。


でも、もう、

あの曲とは

来年の夏まで

ちょっとの間お別れですね。


さみしいなぁ。





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