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2005/09/18 ■ 話音倶楽部 第34回話音倶楽部 at 高円寺 片岡マンドリン研究所 出演は、ウエキ弦太(gt.)、新岡 誠(w.b.)。 ついにやってまいりました、この日。 何とはなしに 「とても好きなギタリストがいるんです」 と私が先生にお話したことから始まったこの企画。 新岡さんまで出演いただけることになり、 感激ひとしおです。 私はスタッフの手伝い的に準備の時間からお邪魔していたのですが、 スタッフのおねえさま方が、いつもの様子と全然ちがって面白かったです。 妙に緊張しているようでした。 “イケメン”だからでしょうか? ふふ。 いつも練習しているこの場所に、弦太さんと新岡さんがいること、 先生と弦太さんたちが会話をしていること、 部屋の中をうろうろしていると、弦太さんや新岡さんとすれちがう、 こんな些細なことがおもしろくてしかたありませんでした。 ゆえに、私、笑いっぱなし。 演奏は、 最近レパートリーに加わったBaden Powellの曲や、 ボサノバのスタンダードや、 弦太さんのオリジナルインスト、 そして、弦太さんの歌! これってほら、 GENTA LIVEみたいいい。 プログラムに載った曲目を見ただけで 楽しくてしかたありませんでした。 「梅干しの唄」では 途中から新岡さんが入ります。 この曲、弦太さんひとりの弾き語り以外のスタイルで 聴いたのは初めてだと思います。 新岡さんの低音があたたかくて気持ちよかった。 「O Astronauta(宇宙飛行士)」。 イントロのゆったりした部分はわりとたっぷりで、 個人的にかなり楽しめました。 「Powelる」の時と比べて、パーカッションがいないわりに、 スピード感がありました。 「夏の思い出」! 私自身、リクエストしたことをころっと忘れていたのですが(失礼)、 リクエストに応えてくださいました。 お客様の中には年配の方もいらっしゃったので 「ちょっと過激な表現がありますが・・・」 と「使用上の注意」的な紹介があってからはじまりました。 この曲であのアレンジ。 みんなにはどう聞こえたでしょう。 ふふふ。 休憩時間はお客さまにワインとおつまみが配られます。 出演者はいつも控え室に帰るので、 スタッフのひとたちに 「そういえば、さっき、弦太さんたちもおなか空いてるって言ってました」 と、言いに行くと、 「あ、さっき買ったおにぎりあるよー」 と答えるスタッフのうちのひとり。 そーか。じゃあそれを控え室に持って行くんだな。 あとはお任せしまーす。 と思って、しばらくの間、後輩と話したり、給仕の手伝いをしたりしていたら、 あれっ! お客さんに混じって出演者のおふたりがおにぎり食べてる! いったいどこでどうなってそうなったんだ! あはははははは! たのしーのな! ほんとに気さくなおふたりです。 ありがたや。 そのまま、お客さんから飛んでくる質問に答えてくださっていました。 楽器の話や、レコーディングの話、 興味深いお話がいっぱい。 「明日が見えるまで」。 質問攻めにしてしまいましたので、少々声は出づらそうでしたが。 後輩が弦太さんの歌を聴いて 「甘い歌詞と歌声」 と申しておりました。 歌詞のことは「CD買ってちゃんと読みなさい!」と 指令を下しておきましたが、 弦太さんの歌声は「甘い」というよりも 「やさしい」「かざらない」 と言った方がしっくりくる気がします。 そのあたりもお人柄があらわれているのでは、と思うのです。 お二人とも次にもうひとつお仕事が控えていて、 お急ぎにもかかわらず、 アンコールに応えてくださったり、 CDに一枚一枚丁寧にサインしてくださっていました。 CDもわりと売れていたように見えました。 いつものあのきらきらのペンなので、なかなか乾かず、 サインされたCDがその辺にずらーっとならべられていて、 その様子もかなり面白かったです。 あれみたい。 えっと、 染め上がったこいのぼりを干しているような。 今回、何よりも嬉しかったのは、 先生がとても楽しんでくださっていたことでした。 いい音楽、いい演奏は ちゃんと伝わるんだな。 MCでは弦太さんがふざけて 「また第68回ぐらいの時に呼んでください」 なんておっしゃっていましたが、 ぜひまた近いうちにご出演いただきたいと思います。 ああ、楽しかった。 |