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2005/12/27 ■ 若者の目


何人かの若者と会いました。


彼らは好きな仕事をしながら、
あちこちへ移住しつつ生活しているそうです。


彼らの目、嘘じゃなく、
ほんとにきらきらだった。


彼らのうちのひとりがぽろっと言った、


「ちゃんと就職しちゃうと、好きなこと出来なくなっちゃうから」


という言葉が印象に残っています。

そいうのも、アリだよなあ。


好きな場所で、好きな仕事で、
それは、沖縄の離島の民宿を渡り歩いて生活費を稼ぎながら、
放浪しているひとたちを彷彿とさせました。



そして、以前働いていた会社で一緒だった、
T島さんというおにいさんと、
お酒を飲みながら話したことを思い出しました。


「私、T島さんみたいな生き方をしているひとのこと、
羨ましい羨ましいと思いながら、
でも、道を外れられずにずっと行くんだろうな、と思います」

と、私が言うと、

T島さんんは、

「俺も、きみみたいな生き方をしているひとのこと、
羨ましい羨ましいと思いながら、
同じようにできずに行くんだと思うよ」

と言いました。


T島さんみたいなひとは、
自分の生き方でゆらりゆらりと歩いていくのだと思っていた。
なのに、羨ましい、だなんて。


結局は無いものねだり、
別世界への憧れ、なのでしょうか。


でも、今でもT島さんのその言葉には、
ときどき勇気をもらっています。

こんなところ、絶対見ていないけど、

ありがとうございます。





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