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2006/03/24 ■ ウエキ弦太「JIVE×LIVE」@ 銀座 TACT


ギタリスト・ウエキ弦太さんが
エレキギターを弾くまくるための(?)ライブ。

出演は

ウエキ弦太(gt.)、臼井かつみ(dr.)、大野弘毅(ba.)
中村力哉(key.)、八木のぶお(harm.)


少々遅れて着くと
「Welcome back」
を演奏中でした。

おおー!
ほんとに赤いエレキだ!

弦太さんのHPのトップを 飾っているあのつややかな赤のギター。

私は生で見るのは初めてでした。

立って、身体全体を使って演奏する弦太さんのその姿は、
アコギを弾いているのを見慣れている私には、
何だかまるで別人のように見えました。

2ndからは席を移動して、
ステージに少々近づいて観ることができました。
私の目が慣れたのか、
ステージに近くてよく見えるからか、
あ、いつものひとだ!と思ってちょっと安心(?)。


近づいてみると、
身体全体の上に、眉間のしわ、そして、顔全体の筋肉までも使って
演奏されているように見えました。
気持ち良さそう。



メルマガやHPでは

「エレキギターを♪きゅいんきゅいん響かせちゃいます☆」

(※「☆」はイメージです。)

なんてかわいらしい表現をなさっていましたが、


ソロは「♪きゅいんきゅいん」なんて、
軽い擬音では済まされないくらいのアツさ、そしてかっこよさ。
おおー! すげーなこりゃ!

それ以外のところはほかのメンバーを見て、
にっ、と笑ったりして楽しんでいらっしゃるご様子でした。

赤いギターも、近くで見ると、
赤い部分に木目が見えて、
ああ、きれい。




エレキ特集ということで、
普段はなかなか聴けない数々の名曲(いやほんと)が披露されましたが、
中でも
「晴れRiver」
という曲が面白かった。


「DVDでこれを聴いたひとが、
コンピューターでやってるんじゃないか、て言うので、
ほんとにちゃんと全部弾いてるんです、ていうことを証明したくて、
この曲をやることにしました。
で、
3人必要なので、有志を募りました。
若い方から有志を募ったんだよねっ☆」

と大野さんと中村さんに呼びかけます。

おふたりは心持ち緊張した面持ちで構えていらっしゃいました。

「僕が先陣切ってわかんなくなる可能性大です。
うまくいかなかったら、
うまくいくまで何度でもやりおします」

との前置きの後はじまりました。

まずは弦太さんが、
そして、ほかのおふたりもタイミングをずらして同じフレーズを弾き始めます。
そう、輪唱。
リズムやそれぞれが入るタイミングが少々変わっているので、
途中はもう何が何やらわからない感じに。
音がぽんぽん踊っているように聞こえました。
題名通り、晴れた日に川面で太陽の光がはね回っているような。

そして、最後はそろって終了。
うっひゃー!おもしれー!

弦太さんの曲の、演奏の、こういうところ好きだ。
遊びも、工夫もたっぷりです。

「なんどでもやりなおします」
なんておっしゃっていたわりには、一発でうまくいったようで、
弦太さん、譜面をほいっと投げ捨てて次の曲へ。



続けて
「So Far So Good」。
「晴れRiver」の雰囲気を引きずった、
かわいくて気楽な感じの曲でした。
和訳は
『まあ、今のところはいいんじゃない?』
とのこと。
なんだかとても弦太風だ、と思いました。


「Step on Africa」(曲名うろ覚えです。)
この曲はかつみさんがかっこよかった!
低い音が多めで、ずんずん響きます。
後方から弦太さんをぐぐっと見つめるそのまなざし。

大野さんとかつみさんの息がよく合っているなあと思っていたのですが、
どうやら同じグループで活動されているようです。
そうかあ。
そういうのってやっぱり出るのですね。




八木さんの音がいつもと少々違う感じに聞こえました。
なんだか、ところどころエレキギターの音みたい。
ギターとかけ合う部分は明らかにハーモニカの音ですが、
ハモる部分ではギターが2本いるのではないかと
錯覚するような音色。
意識してそういう音作りをされていたのでしょうか。
すげー!と感動しました。




赤いエレキギターについては、
弦太さんは

「若い頃は似合ってました」

なんてご自分でおっしゃっていましたが、
今でもよくお似合いでした。
ふふふ。









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