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2006/03/25 ■ @ 音楽の友ホール 同じ先生に習っているひとのソロリサイタルを 聞きに行ってきました。 初めて、彼の演奏を聞いた時は 「すげーな、このひと」 と思ったのですが、 最近は学校を卒業して仕事を始めて、練習量が減ったためか、 音もなんだかあんまりきれいじゃなくなっちゃったし、 単純に練習不足からくる “音楽の伝わらない感じ”もあって、 あんなに弾けるのにもったいない、と ひそかに悶々としていました。 そんな感じで聞きに行ったコンサート。 いい意味で期待を裏切ってくれて、 とてもよかった。 音も少し変わってきているし、 曲も弾き込んだんだな、というのが よくわかりました。 わかるひとに言わせると、細かいミスはたくさんあったそうですが、 譜面を見たことのない曲が多かった私には、 ほとんどわかりませんでした。 ただ、日が浅い曲はやっぱり聴いていてわけがわからないし、 入り込めない。 それもそれで明らかでした。 個人的に、良いな、と思ったのは 彼がもう長く弾いているというコンチェルトと 彼が大好きだという、 私たちの先生と兄弟弟子の関係にある方が作った無伴奏曲。 後者は現代曲なのだけれど、 どういう曲なのかがよくわかる演奏でした。 あんなにうまいのに、まだマンドリンに的を絞って生きようと思えないらしい。 もったいないなあ。 使わないのなら私にください、その才能(笑)。 |