トップページを表示
2006/02/26 ■ Rosa Roxa @ コア石響 Rosa Roxa @ 四谷 コア石響 ショーロのバンド、Roza Roxa(ホーザ・ホーシャ)の6周年記念ライブ。 私はホーザ・ホーシャのライブを観るのは2度目。 去年、5周年だということを忘れていたそうで、 「6周年記念ライブ」になったそうです。 メンバーは 中沼 浩(バンドリン)、大道寺 栄(カヴァキーニョ)、 山本 のりこ(Vo. & gt.)、田嶌 道生(gt.)、栗山 豊二(perc.) ショーロはブラジルの音楽。 ボサノバよりも少々アカデミックなにおいがします。 ショーロのグループでは7弦ギターが使われることが多いそうで、 ギターは、敢えて「6弦ギター」と紹介されていました。 山本さんも田嶌さんも見た感じ 普通のクラシックギターを使っていらっしゃいました。 バンドリンはブラジルのフラットマンドリン。 マンドリンとは構造も調弦も同じです。 主にソロを取るのはこの楽器でした。 カヴァキーニョはウクレレの小さいやつ、みたいな印象があります。 時々ソロをしたり、ソロをしていない時は コードでリズムを取ったりするそうです。 パーカッションの栗山さんが使っていらしたのはパンデイロと、タンタン。 先日のウエキ弦太さんのライブで、 長岡さんも使っていらっしゃった楽器。 長岡さんはタンタンを床に置いて叩いていらっしゃいましたが、 栗山さんは膝の上にのせて手やマレットを使って叩いていらっしゃいました。 アンプを通していたのは山本さんのボーカルのみ。 ほかの楽器は全部生音でした。 男性全員が鮮やかな紫の靴で登場。 「Rosa Roxa」の「Roxa」は“紫”という意味なのだとか。 山本さんが 「女でよかった。私は履きたくない」 と何度もおっしゃっていて面白かったです。 ぷ。 そして、こんなやりとりも。 山本さんも同じ靴でどうですか、プレゼントしますよ、と勧められて 山 本:「いやー、その色ならちゃんとした皮のやつがいいなあ」 大道寺:「ああ、エルメスとかグッチとかの?」 山 本:「そうそう。そういうのくれたら、私もがんばりますよ」 うひひ。 「Lamentos」 Baden PowellのCDにも収められているこの曲。 山本さんが 「ほかに同じような曲がない。気品があって憧れの曲」 とおっしゃっていたのが印象的でした。 楽器隊がそろって小さく同じリズムを奏でる部分や、 カヴァキーニョとバンドリンのユニゾンの部分がすてきでした。 歌が入っている演奏は初めて聴きました。 「空のかけらたち」 “空のかけら”は“星”。 冒頭のカバキーニョのソロがとても印象的。 やりすぎず、 かといって物足りなくも無く。 MCでは、 以前に、会場の真ん中に椅子を内側に向けて円陣にならべて、 お客さんにおしりを向ける格好で演奏したことがある、というお話が。 田嶌さん曰く 「東京ドームみたいに(真ん中に舞台)」 そして、 「自分たちだけ楽しんだ」 と(笑)。 わはは。 アンコールは 「カイピラの汽車」。 あたまでカヴァキーニョが 「ぽっぽー!」 と汽笛のような音を鳴らすのから始まって。 ギターが汽車が走る音を鳴らしたり、 パンデイロが蒸気の音を鳴らしたり、 また、カバキーニョが踏み切りの音みたいな音を出したり、 と絵本を見ているような演奏でした。 |